私には自閉症のひとり息子がおります。

彼は電車・車・カレンダーが」大好き！笑顔が明るい素敵な青年です。

ところが突然テレビのリモコンの位置にこだわり、何時間もの間何度もリモコンを45度の角度に置き直しあげく思い通りにいかないパニックになる・・・こんなこと自閉症の方には日常茶飯事ですよね。私は精神科医ではありません。しかし自閉症の息子をもつひとりの医師として、自分の専門分野における自閉症の方への医療のお手伝いができればと考えています。

現在当クリニックではうちの息子を含め自閉症の方へのオキシトシン療法をご提供しています。使用するオキシトシンはアメリカcollege pharmacyからの「天然型オキシトシンリピッドマトリックス舌下錠」です。オキシトシンは元々人の体内にあり、愛情ホルモンなどと表現され、人間関係における絆や社会的な関係性を深める愛着行動を促進します。そんなオキシトシンの機能不全が大きく関わっていると言われている自閉症の方へ、継続してオキシトシンを補充すると、中核症状であるコミュニケーションの困難や不安障害に改善が見られ、感覚過敏、こだわり、感情コントロールの難しさなどから考えられる衝動的な暴れも軽減されるなど、もちろん個人差はあるものの自閉症症状のかなりの緩和が認められQOL（生活の質）が向上した日々を送っていらっしゃいます。

また最近では、幸せホルモンと呼ばれるβ-エンドルフィンの産生を高める「低用量ナルトレキソン療法」も併せて行っております。自閉症に対する低用量ナルトレキソンの作用といたしましては、特に自傷行為の減少に効果的であるとの報告がされております。また注意力やアイコンタクトの改善も認められる場合があるとの報告もあるようです。

オキシトシンとβ-エンドルフィンは連携して幸福感と心身の安定を促すと言われていす。

自由診療にはなりますが、オキシトシン療法、低容量ナルトレキソン療法のご相談受け付けております。診療ご希望の方はお電話にてお問い合わせください。

待ち時間が苦手な方もいらっしゃると思いますので事前に 『診察申込書』 をプリントアウトしてご記入いただき、下記番号までFAXをお送りください。