当クリニックでは、自己免疫疾患、神経変性疾患、慢性疲労、ダイエット、抑うつ、自閉症や不安神経症、コロナ後遺症などの症状緩和、アンチエイジングのサポートのひとつとして低用量ナルトレキソンをご提供しています。

ナルトレキソンは用量の違いで作用が異なる大変個性的な薬です。

通常量で用いた場合は、依存症（アルコールや麻薬など）の治療薬となり、その1/10～1/100の低用量で使用すると内因性オピオイドであるβ-エンドルフィンなどとその受容体の増加により、免疫細胞活性化と炎症の原因となる細胞の数を減らす作用で、慢性的な痛みや炎症を抑える働きをします。それとともに抗ストレス作用、免疫力の増強と調節作用により老化を予防し、病気と闘う身体の能力もアップされます。そもそも生体は強い痛みやストレスを受けるとその苦痛を和らげるような作用を持つ物質＝内因性オピオイドが脳内で分泌されます。それが鎮痛や気分の高揚、ストレスの軽減などの効果をもたらす役割を担っているのですが、この作用を薬でサポートし引き出していくのが低用量ナルトレキソン療法です。β-エンドルフィンなどのオピオイドを増やすことで慢性的な痛みや集力・記憶力低下、抑うつ、倦怠感などといった生活の質を落としてしまう身体や心のネガティブな症状を改善に導く治療となります。

ナルトレキソンは米国FDAで認可されている医薬品ですが、日本国内において承認医薬品等はありません。当クリニックでご提供する低用量ナルトレキソンはアメリカcollege pharmacyより入手しています。海外では多種多様な身体的および精神的疾患の治療に対して有望な選択肢として臨床研究が進んでいます。

低用量ナルトレキソン療法をご希望の方は一般外来日にご来院いただきご相談下さい。

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